最近、子供の体調不良が増えてきています。
小学生から高校生までいろんな学年の子供がいますが、特に高校1年生が多いです。
これは、中学3年生では受験勉強や受験などで多くのストレスがかかり、高校生活では新たな環境に慣れること、今まで小中学校と一緒だった友達とも別れてしまうため、新たに友達を作らなければいけないことなど、が大きなストレスとなっていると考えられます。
今回、お伝えする内容は子供に焦点を合わせていますが、大人にも当てはまることが多い内容ですので、大人の方もご一読いただければ幸いです。
どんな症状?
子供の体調不良の具体的な症状としては、
〇朝起きれない
〇朝体がだるい
〇朝頭痛がする
〇朝ふらふらしてめまいがする
〇朝お腹が痛いなど、、、
特に朝に症状が集中します。
そして、昼頃には症状が改善してくる傾向があります。朝調子が悪いため、学校も休みがちになってしまっている子供も多くいます。
病院ではどんな診断、治療をするのか?
このような症状で、病院にかかると「起立性調節障害」と診断されます。
その場合、病院では血圧を上げる薬や、自律神経を整える漢方薬などが処方されることが多いようです
それで良くなる子供はそれでいいのですが、実際のところはなかなか良くならないために、当ラボにお越しになるお客様が増えてきています。
単純に血圧や内臓などが問題なら、それが改善すれば良くなるはずですが、血圧や内臓などが原因ではないため、なかなか良くならないのです。
このような症状の原因とは?
原因はいろいろ考えられますが、多くは、大人と同じ人間関係(友達や先生、家族など)によるストレスだと私は考えています。
学校の先生と合わない、友達と喧嘩した、友達に無視されている、いじめを受けている、学校で誰とも話す相手がいない、遊んだり相談したりできる友達がいない、勉強についていけない等、、、このような状況が長く続くと、不安やストレスが溜まってきます。
子供の場合は体を動かすことでストレスを発散している部分もありますが、最近はコロナで体を動かす機会が減ったことや、遊び自体がゲームなど体を使わないものが増えたことも要因として考えられます。
したがって、スポーツなどで定期的に体を動かしている子供よりも、運動をしていない子供の方が、このような体調不良にもなりやすい傾向にあります。
また、そのような問題も、なかなか親や友達にも相談できない子が多いのも現状です。以下は、以前ネットニュースに出ていたものです。参考までにお読みになってください。
目標は学校に行くことではない!
同じように体調不良になった子供でも、早く体を治して学校に行きたいと思っている子供と、学校に行くのが辛いから行きたくないと思っている子供がいます。
早く治して学校に行きたいと思っている子供は、施術にも積極的で、施術を進めていくと改善が見られます。逆に、学校に行きたくないと思っている子供は、治ってしまうと学校に行かなければいけなくなってしまうので、治したいとは思っていません。
そのような子供の場合は、施術に対して消極的、やる気がない、施術中の態度、受け答えが適当の場合が多く、回復もなかなか進まないことが多いです。そして、体調が良くなったとしても学校に行きたいわけではないので、決して良くなったとは言いません。
したがって、学校に行くことを目標としていると、特に学校に行きたくない子供は決して良くはならないのです。親としては早く良くなって学校に行ってほしいと思うかもしれませんが、学校に行くことが目標ではなく、「子供が健康な体を取り戻し、元気になってもらう」ことを目標としてください。
自宅は子供が安心できる場所ですか?
また、子供にとって、自分の家は安全な場所、落ち着ける場所となるようにしてあげることもポイントです。
学校に行くことを目標にしたり、学校に行け行けと親が言っていると、子供は家でもストレスとなり、家にも居づらくなります。
近年は、子供の自殺件数も増えています。子供でも自ら命を絶ってしまう場合もありますので、子供の言動など注意深く見守ってあげてください。
参考までに下記のネットニュースを載せておきます。
遊ぶこと、運動すること、笑顔を増やすことが回復を促す
このように、ストレスや原因が分からないが自律神経のトラブルによる体調不良は、風邪やインフルエンザなどの感染症などとは治療内容が異なります。風邪やインフルエンザなどの感染症では、薬を飲んで体を休めるといったことが治療となります。
しかし、このような子供の体調不良は、家でじっとしていても良くなりません。むしろ家に閉じこもっていると悪化してしまうこともあります。
風邪とは違うので、親しい友達と遊びに行かせたり、外に連れ出したりして気分転換を図ってください。また、子供が楽しそうにしている、笑顔が見られることなら何でも構いませんので、やらせてあげてください。
それがストレス発散にもなり、体調の回復にもつながってきます。子供の笑顔が増えてくると、回復も進んできます。また、運動などを行い、体力がついてくると症状が軽減してくることもありますので、親と一緒に運動するというのもいいかもしれません。
子供の未来のために
子供の体調不良は、施術だけで良くなるわけではありません。学校や家庭環境など子供を取り巻く環境を見直すことも時として必要となってきます。
当ラボでは、この先、お子様がまた健康になり、笑顔を取り戻せるように頑張ります!大人になったときに苦労しないように、協力して、今のうちに改善できるように一緒に頑張りましょう!
何かわからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。ご相談はなるべくLINEからお願いいたします。
「不登校の原因はどのようなものがある?原因がわからない時の対応は?
」という記事がありましたので、参考に載せておきます。
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カラコロ健康ラボでございます。